• specialist江口 惠津子 経歴

     

    むかし懐かしい“原風景”を居心地のいい現代版として再現する

    「生まれ育った実家には、縁側があって、自然と一体していて・・・そこにはいつも家族が集まってきて、みんなでいろんな話をしていました」。そんな居心地のいい懐かしい家をつくりたいと、10年間の主婦業を返上し、1990年に現在のヴェルディッシモを設立。大学在学中に結婚をし、“見渡せない、薄暗い北の台所”での家事に「自分が困っていた」という。主婦感覚を活かした機能的な家事動線の設計に定評のある江口氏。現在でも、プランを設計するなかで、キッチンを中心としたゾーニングや間取りの配置にもっとも力を注ぐ理由はそこにある。

    年2回、自宅や別邸にこれまで携わった施主を招いて「感謝祭」を催している。あらかじめ作成した各物件の紹介映像を流していると、施主同士で自分の家の自慢大会が始まるという。それが「とても嬉しい瞬間」と顔を綻ばせる江口氏。「リフォームって、嫌なところを直したくて相談にみえる。こちらは、いいところを探してサプライズ提案をする」。江口氏にとって、南側で日当たりがよく気持ちがよい場所は、キッチンの特等席。キッチンには、常に家族の気配を感じられるLDを配置する。そうすると、「自然と家族が集まってくる」居心地のいい場所が生まれるのだ。

     

    事例1:北側にあったキッチン&サニタリーを明るい南側に移動。LDの天井材の杉板はそのままに、特注焼きつけで色を合わせたダウンライトを仕込んだ。 

    懐かしさを継ぐ古き良き古民家再生

    「古民家にはリフォームの価値がある」と江口氏。築40年の古民家を全面リフォームし、“第二の新築”として蘇らせた。施主の亡き父がこだわり抜いて建てたこの家の中心には、黒檀の大黒柱が堂々と鎮座し、天井には長年の風合いを身にまとった杉板が。「古き良きものを残しながら、居心地のよい生活しやすい家にしたい」という要望に、これまで何十年もの間、家の“主”として家族の営みを見守り続けてきたこの大黒柱を中心に、生活動線を考慮しながらストレスフリーの間取りに変更。信州から選りすぐりの資材を調達し、職人が泊りがけで仕事をこなした、威風堂々の日本家屋。思い出をつなぎながら、家族が集まる気持ちのよい空間を生み出した。

     

    物件 DATA

    場所/神奈川県横浜市      家族構成/夫婦(50代)、子供2人        建物/築40年 木造2階建て       施工面積/200.82㎡

     

     

    ヴェルディッシモ

    Nameヴェルディッシモ
    TEL03-5276-2954
    Open9:00〜18:00(土9:30〜17:30)
    Close 日祝 (※打合せ、フェアがある場合は営業)
    Home Pagewww.verdissimo.jp
    Address 東京都千代田区西神田2-2-7 江口ビル4F
    Area 関東
    施工割合マンション40%/戸建60%
    予算規模全般的に対応
    Notes reform & renovation.comでの紹介ページ

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